9月29日、世界的な音楽・エンターテインメント企業ワーナーミュージックグループ(WMG)は、NFTマーケットプレイスのOpenSeaと提携し、厳選された音楽アーティストが Web3 コミュニティでファンベースを構築・拡大するためのプラットフォームを提供することを発表しました。この機能により、アーティストはカスタマイズ可能な専用のドロップページで、NFTコレクションや限定版プロジェクトを立ち上げることができます。
アーティストが独自のNFTプロジェクトを始めやすい環境を提供
WMGのアーティストは、カスタマイズされたランディングページでパーソナライズされたストーリーテリングや、OpenSeaの業界をリードする安全性とセキュリティ機能を利用することができます。WMGのアーティストが新しいWeb3コミュニティを構築することを目的としたこのパートナーシップは、OpenSea上の既存のファンコミュニティに、NFTを通じた新しい形のつながりや創造性を紹介し、ファンがWeb3コミュニティ内で音楽やアーティストと関わる新しい機会を開くことを意図しています。
OpenSeaの製品担当副社長であるShiva Rajaramanは、次のように話しています。
「アーティストやミュージシャンにとって、NFTは新しい創造的なメディアであり、コミュニティを築き、ファンと直接関わり、国境や言語を越えて自分自身を表現するためのメカニズムなのです。WMGの最高デジタル責任者兼事業開発担当執行副社長のOana Ruxandra氏も、「音楽のDNAの基本は、コミュニティ、つまりアーティストとファンが一緒になって愛する音楽を祝うことです。OpenSeaとのコラボレーションは、アーティストがより深く関わり、アクセスし、所有する機会を構築するためのWeb3ツールやリソースを開放することで、こうしたコミュニティの促進を支援します。」
ワーナーは Web3 に積極的
音楽NFTの最初のコレクションは、現在、ワーナー・レコードUKがWeb3企業Probably Nothingと共同で開発中です。WMGによると、このコラボレーションは、Web3空間における音楽会社の専門知識を構築するための一連の取り組みの一部になるとのことです。
また今年初めには、ワーナーミュージックグループがファンタジーをテーマにしたコレクティブルカードゲーム開発会社スプリンターランズと提携し、プレイトゥイヤー、アーケードスタイルのブロックチェーンゲームを制作・開発すると発表しています。
参考記事:Warner Music Group partners with OpenSea to create more Web3 opportunities for artists